【今日のおすすめ書籍】子どもは「この場所」で襲われる

Twitterのタイムラインで見かけた書籍が気になり、
購入してみました!!
ブログを見てくださっている方の大半が、
小さい子を持つ親御さんが多く、
参考になるのではないかと思い
この書籍の感想を記事にしてみることにしました。

私の認識が間違っていたポイント4つ

1.暗い場所は危ない
→犯罪者は薄暗い場所を好む(相手の顔を確認したい)

2.人通りの少ない道は危ない
→犯罪者は人が多いところでターゲットを
 より絞る。

3.知らない人についていかない
→子供には曖昧な指示。
たまにすれ違う住人や宅配のお兄さんは
知らない人とは認識しない。

4.不審者についていかない
→これも、子供には曖昧な指示。
今では、変装している平常心を装った犯罪者も増えています。

では、犯罪に巻き込まれないためにも
どこに気をつければ良いのか?

入りやすく、見えにくい場所を避ける

入りやすい場所の条件
・誰もがそこに出入りできて、出れるような場所。

見えにくい場所の条件
・その場の様子を掴みにくい場所

見えにくい場所の例

【物理的に見えにくい場所】
・スーパーマーケットのトイレ
・公衆トイレ
・人通りが少ない、周りに住居がない場所

【心理的に見えにくい場所】
・管理されている雰囲気を漂わせていない、荒廃した場所
・不特定多数の人が集ま流、行き交う場所
・雑草が伸びきった公園
・不法投棄された空き地
・廃屋
・落書きのある場所

ここでスーパーマーケットを例にしてみましょう。
人が多い場所ほど、社会心理学の一つ「傍観者効果」が働いて、
他人への関心、注意が分散させるため、
子供への意識が減るそうです。
こう言った不特定の人が行き交う場所で、
「誰かが見てくれる」と思う安易な考えは危険です。

次に雑草が伸びきっている公園であったり、
不法投棄されたゴミが放置されている空き地などは、
管理がいき届いていません。
こうして、周囲の無関心さを連想させます。
この考えは「割れ窓理論」と言って、
割れた窓は管理されていないことの象徴であり、
小さなほころびが大きなほころびに
つながるということなんだそう。
犯罪者にとっては、「見つからない」「見つかっても通報されない」
という想像をさせるそうです。
なので、地域住民の関心が低い場所は心理的に
「見えにくい」ということになるそうです。

危険な場面に出会ったら

アウトレットモール、ショッピングモール、お祭り、運動会、遊園地
人が多い場所ほど「責任拡散論」が働いて、責任が多くに分散されます。
30人いたら責任は30分の1になってしまう集団心理の一つです。

もし、大勢の中で危険が迫った時、指示する時は指名してください!!
「ここにいる誰かでは動いてくれないそうです。
「そこにいるあなた!!」「そこの○○の人助けて!!」という
必要があるそうです。
服の色や、言葉が出ない時は
助けて欲しい人を指差してみてください。

クライシス管理とリスク管理

クライシス管理
車にぶつかりそうになった時はこうやって受け身を取りなさい

リスク管理
こういう場所では運転手があなたのことは見にくいから気をつなさい

→事故に遭わないための考え方、リスク管理を教える。
未然に察知して危険から遠ざかるのが吉。

東日本大震災の教え

「景色を見て危険を避ける」

東日本大震災の時に岩手県の釜石だけは、
学校にいた子供のほとんが助かったそうです。
釜石の小中学校の児童は生徒数3000人。
長年行ってきた釜石の防犯教育の賜物でした。
地震のあった日、防犯マップ上の安全な場所に避難。
その後中学生何人かが裏手の崖が
崩れそうになっていたのを見て、
高台の場所に避難することに。
もといた場所は津波に流されてしまいました。
マップをそのまま見て、判断せずに自己判断で
景色を見て「危険」をいうことを
判断できたから命が助かった。
日頃からの景色独界力を上げる訓練が
なれさているからこそできた判断です。
危険予測能力の中身は景色読解能力だと
はっきり教えましょう。
それは、交通安全も防災、防犯にも応用がききます。

まとめ

子供たちが必要なのは、
危険な場所を見分ける「景色解読力」。

幼い子たちが、悪い人を見分けるのは困難です。
どういう人を気をつけるよりも、
場所かどうかで判断すれば、犯罪から遠ざかることができます。
犯罪を起こすチャンスをなくしていくことで
未然に犯罪を防ぐという考え方です。

危険な場所を見分ける「景色解読力」を身につけつる。
普段から、親が具体的にここが危険な場所だということを認識し、
「入りやすい」「見えにく」場所を
子供と一緒に理解しておくことが重要です。

「知らない人とは喋ってはいけない」
これはよく聞く言い聞かせですが、NG

知らない人とも堂々と話すこの方が騙されにくいから。
様々な人と話をすれば、
コミュニケーション能力が磨かれます。
コミュニケーション能力が高まると、交渉能力もUP
交渉能力が高い人の方が、
あらゆる騙しに強くなるそうです。

まずは、親が具体的にここが危険な場所だ
ということを理解しておくこと。
予防策を徹底的に普段から子供に教え込むこと。
が重要なんだと認識しました。

具体例や過去の症例などものっていたり、
写真などで事故があった現場書籍では
詳しく書かれています。
私も中学生までは安易に子供を一人で行動させたり、
スーパーや公園などのトイレに一人でいかせたり
しないように注意していこうと思います。
子供の身の安全のための知識として、
読んでおいて損のない一冊です!!




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