1年前に療育を受けてみた話

仲良しのママ友(戦友)にネットで検索するワードは何か??
と聞いたろころ、一番は「発達」との回答。
そう、みんな子供が小さい頃、身近なお友達と
比較しては発達の遅れを心配したりしませんか??
私もその一人でした。
今でも、息子の成長過程で不安があると
すぐにネットで調べてしまいます。

まだ息子が2歳くらいの頃に園から
「発達のことを3歳児健診の時に
調べてもらったらどうですか??」

と言われたことがありました。

何故、そう言われたかというと
いくつか理由がありまして

2歳の時に園の先生から聞いた悪い癖 
・お友達を噛む
・お友達に物を投げる
・言葉が遅い
・何か喋る時に目が合わない

上記の4項目。
私から見ても感じていた点ではありました。
第三者から言われると、
余計に気になって仕方がありませんでした。

息子にはまだ言葉が通じないので
怒っても多分本人には届かないし、
どうしたら良いんだろう??
と思い悩んだ末に、
友人に相談するとに。
そしてとあるアドバイスをもらいました。
その話の中で「療育」というキーワードがでてきました。
「療育」ってなんだ??
という疑問から、「療育」をネットで調べている自分がいました。

1. 療育とは

障害をもつ子供が社会的に自立することを
目的として行われる医療と保育。


「まさか、自分の子供が障害を持って産まれてきたの??


頭が真っ白になったけど、立ち止まっている現状では
何も進まないので、とりあえず「プロ」にアドバイスを
もらうために3歳児健診を待たずして「療育センター」
連絡してみました。
※記憶が曖昧なんですが、保健センターか療育センターかの
どちらかに連絡しました。

電話越しでは、検査はすぐに受けられず、
2ヶ月後の予約になると言われました。
その間に3歳児健診の検査の時に様子を見る判断も
ありましたが、「療育」は早めの受診が肝心だと聞き、
結果を聞いても後悔しない!!
と自分に誓い、予約することにしました。

私は、療育機関の専門医
診てもらって、自分を納得させたかったんです。

職場にも息子の話をして、
もし、定期的な受診が必要だったら
仕事を度々おやすみさせてもらうことになる。
というお願いを申し出ました。

職場のみんなもそれを承諾してくれて、
本当に嬉しかったのを覚えています。

2.検査当日

当日、バスはまだ乗る時に騒いでしまうので、
息子と自転車に乗って出かけました。
自転車だと自宅から療育センターまで40分。
通えない距離ではないけど、
雨の日だと結構きつい….
1回タクシーで往復5000円くらい….
これ、週に何回も今後通うことに
なると金銭的に辛い…

先行き不安のまま、受付に行きました。

私は、息子全てを受け入れようと覚悟していましたが
とても怖かったのを覚えています。

案内されたのは二階。
病院のような窓口で受付をし、
プレイルームのような一角で
しばらく待機。
しばらくすると女医の先生と
もう一人若い女性が部屋で
待機していました。

カーテンの後ろにはおもちゃらしき物が
沢山並んであります。

まずは、若い女性と息子が対話。
指示されたように、
積み木を積んでみたり、
用意された穴があいた木箱を
使って適当に遊びながら、
どれだけルールを理解しながら
遊べるかみている感じでした。
(当時の息子にはできないであろう指示ばかり汗)

私が見ていてまず思ったのが、
まだ単語をそれほど覚えていないので
指示されてもその言葉が
理解できていない様子でした。

そして、座りながらの長時間対面….
見ているこっちがヒヤヒヤ(><)

案の定、まず検査の前に椅子に
じっと座ることができない様子でした。

後ろに座っている女医さんが、
息子の様子を静かにみていました。
その子の能力を検査するのですから、
親の私は椅子に引き戻すことしか
できません。

何分貸して、集中力が切れたらしく
カーテンの後ろにある
先ほどのおもちゃが気になって仕方が
ないようで、ついにそちらに
向かって走り出してしまいましたorz….

3.検査結果

息子が集中力が切れて離席した途端、
集中力が切れたことを察知した
先生たちが私に診断の結果を話始めました。
先生と話をしていると、まだ年齢が浅い状態では
診断名をつけるのがまだ難しい。
もし、4−5歳になっても
このまま変わらない様子でしたら、
ADHD(多動性症候群)
の診断名がつくと思います。と言われました。

そして、またしばらく待合室で
待ち、診断の紙を書面で渡されました。

受診をした当時の年齢が3歳1ヶ月。
・ 姿勢・運動は年齢と同等。
・ 認知・適応は2歳3ヶ月
・ 言語・社会は2歳3ヶ月
・ 全領域 社会は2歳3ヶ月

とてもショックでした。
自分の息子がこんなにも
発達が遅れてるなんて…..

私はこの紙をみて、
とても肩を落としたのを覚えています。
でも、現状息子をまた受け止めてあげないと。
と思う決心が芽生えました。

センターからは、全4回の
療育の教室を紹介され、
2週間に1度、主人と交代で
センターに通うことになりました。

保育園には今日あった出来事を
正直に伝えて、先生たちに
協力を促す形になりました。

主任になる先生は真剣に
話を聞いてくれて、
今まで園で治らなかった理由を、
今回の結果で納得してくれている
ように感じました。

4.療育教室がスタート

教室は平日の10時頃からスタートでした。
とりあえず、全4回。
2週間に1回なので、
私と主人が交代で参加する。
と相談して決めました。
終わるのが大体1時間後。
園まで片道40分。(自転車だと)
12頃になるともうお給食は
終わっているので、
ファミレス等でご飯を食べてから、
園に預けて、昼から出勤。
という形をとりました。

(これ、ずっと続くと金銭的にも
体力的にもまずいな…という一抹の不安。)

初めに、親子ペアになって
体操をしたりします。
子供は楽しそう!!
後は、用意されたカードを
ボードに貼りに行ったり、
10分少々、場に慣れるために
遊ばせます。

息子は、あまり人見知り、
場所見知りをしません。
初めての場所でも、楽しそうで
あれば全然平気です。
怖そうな人でも、遊んでくれる
そぶりを見せればどんどん
話かけに行きます。

親子での遊びが終わると、
マットや滑り台の大型の滑り台を
スタッフの人が奥から出してきました。
後、ままごとセットや大量のぬいぐるみ。
子供たちは、それを見てもう大はしゃぎ!!
息子たちがおもちゃに集中している間に
(その間に保育の方も複数人常駐)
親と相談員の人が、今悩んでいることを
聞いたりして、アドバイスをもらいます。

私は、まず「物を投げてしまう」ことに
ついてアドバイスを貰うことにしました。
(質問事項をまとめないと、即座に聞けないので
メモに聞きたいことをあらかじめ
まとめておく方が良いかと思います)

「物を投げる行為」を阻止すると投げる
という欲求が満たされない状態になるので、
「だめ!!」
と行為を止めるのではなく、代用で
柔らかくて当たっても痛くない物を
渡した方が良い。
と言われました。


子供の行為を止めさせるではなく、代替え案を


とても良いアドバイスをいただいたなと記憶に残っています。

園の先生には、お家ではどうしてますか??
というのをよく聞かれたんですが、
投げるのは分かっていたので
投げて危ない物はしまってしまうか、
おもちゃは床に置かない。
ルールを決めていました。
(今はぐちゃぐちゃです笑)
なので、投げるおもちゃがないので、
家では投げませんよね汗)))
私は、事前に起こりうることを
前提に考えるので、
要因になる物はなるべく
自宅から排除していました。

的確なアドバイスだったので、
自分もしっかり心に刻んでいます。
他の方もいるので、
一人15分程度くらいの
相談時間だったでしょうか。
微かな記憶を辿っています笑。

他にも、色々相談をしてるうちに
息子も他のお友達に慣れてきて、
名前で呼んだり、一緒に遊んだりして
嬉しそうでした。

この教室では、少なくて2−3組。
最終日には4組くらいだったかな??
なので、子供たちも参加しやすい
人数配分だったと思います。

参加した子供たちは、みんな
同じ歳くらいの背丈で、
純粋で無垢で可愛らしい子たち
ばかりでした。

最終日には、4回目のシールを先生に
もらって終了。

5.療育教室が終わって

無事、他の教室を案内されることもなく
保育園の指導だけで大丈夫でしょう。
という結果にいたりました。
(半年後にまた再検査があるそうですが、未だ連絡がきていません)

今は4歳になったばかりですが、
とてもよく、うるさいくらい喋ります。
そして、理解できないことがあると
何回も聞き直します。
働く車が大好きで、ブルドーザーやショベルカー
を見ると、私よりも早く見つけて
指をさします!

最近は、お風呂で覚えた1-10までの数。
色を英語で喋ったりなど、
成長が著しいです。
頭を使った意地悪や
計算高い瞬間も見受けられます。

そして、何より、待つ。
という行為ができるようになりました。
何ヶ月か前に行った旅行先の食堂が
行列だったのですが、
ちょっと遊んだりはしていましたが、
列で立って普通に待っていたのです!!
これには、私たちもびっくり!!

今では、youtubeがなくても
背もたれのない椅子でも、一人で座って
料理がくるまで喋りながら
待っています。
本当にすごい!!
これは、彼の一番の成長かも
しれません。
そして、言葉を覚えコミニケーションが
取れるようになってきたので、
怒る回数も段々と減っていき、
私にも余裕が生まれてきたように
感じます。

子供の成長って本当にすごいです。
この1年間、本当によく頑張ってくれました。
そして、私たち家族もみんなで頑張りました。

これから、更なる彼の成長が楽しみです。
まだまだ子育て4年生の私。
息子の成長もまだ前半。
これからも悩みが尽きることはないかと
思いますが、私たちなりに
彼の成長をサポートしながら頑張っていこうと思います。

このブログが発達で悩むお母さんたちの
参考や希望に少しでもなればと思い、
公開することにしました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

使用カメラ:ソニー ミラーレス一眼 α6400 ダブルズームレンズキット SELP1650 F3.5-5.6+SEL55210 F4.5-6.3 SEL55210 ブラック ILCE-6400Y B

twitterも更新してます♪ @achan_fam01

関連記事